商品説明
バタフライ・エフェクトが生み出した奇跡の進化
25年以上小型高性能スピーカーの代名詞として君臨してきたELACの300シリーズ。2013年に完成したJET 5の決定的なパフォーマンスは、その後誕生する多くのAir Motion Transformer(AMT)採用スピーカーの原動力となり、その優位性は既に周知となりました。JET 5を搭載し進化の果てと言われたBS 312はその完成度の高さ故、ELACのR&Dが手を入れないアンタッチャブルな存在であり続けてきましたが、AMTの優位性を実証したオリジネーターが見据えていたのはJET 5の次世代バージョンでした。10年の歳月の中 地道な研究を続け遂に完成したJET6。それは気の遠くなるようなカット&トライから生み出された特性と音に向き合った進化でもあります。「バタフライ・エフェクト=わずかな変化がその後の状態を大きく変えてしまうこと」 ELEGANT BS 312.2は、バタフライ・エフェクトが起こした奇跡の進化を伝える必然のプロダクトとして誕生しました。
AMTを独創的な発想で進化させたJET6
25mmドームの10倍の面積を持つJETトィータは、優れた周波数特性と高いパワーハンドリング、そして圧倒的な低歪みを誇るELACのアイデンティティです。ひとつひとつハンドメイドで製作されるため製造効率が悪い点がネックですが、手間と労力と引き換えに手に入れたクオリティは、その絶え間ない進化も相まって他の追随を許しません。JET6は10年もの間最新であり続けたJET5からいくつかの変更がなされています。それはカプトン素材にプリントされた導電アルミニウム・パターンの厚みに変化を持たせ振動板の質量分布に変化を与えたことと、フォイル・レイアウト(振動板の畳み幅)を従来の2パターンから数種類の複雑な組み合わせに変更したことです。それらは共振の低減とTHDの改善(2kHz と12kHz付近に顕著)。そして周波数特性のリニアリティ向上(30kHz以上に顕著)に寄与しています。10年もの歳月をかけて研究を重ねた結果は、ストレスなく最高域に向け吹き上がる音に集約されています。ミクロの領域の進化が大きな効果を生む まさにバタフライ・エフェクトを実証したのがJET6なのです。
強化された115mm AS XR Coneウーハー
クルトミューラーから供給を受けるペーパー・コーンとアルミニウム・コーンを重ねた振動板は軽量で内部損失に優れ、クリスタル・ラインと呼ばれる振動版にある幾何学模様のパターンは、コーン振動板の強度を10倍アップさせています。今回115mm AS-XR(アルミ・サンドウィッチ・クリスタルライン)ウーハーは、JET6に対応するハイスピード・レスポンスを得るために磁気回路の強化が図られました。同時にロング・ストロークを支えるボイスコイル・ボビンは、耐熱性能のアップのためにその口径が拡大されています。