プリアンプの入力は、XLR × 2系統、RCA × 2系統を備え、HA-507をお手持ちのReference 500システムに加えることで、様々なアナログ機器を接続することができます。入力の切り替えは、機械接点の無いFETスイッチを採用することで信号の純度が高まり、経年劣化の無いロングライフを実現します。
優れたパワーアンプ駆動能力を誇る出力バッファーアンプ「TEAC-HCLD 2」

プリアンプ出力は、XLR × 1系統、RCA × 1系統を装備。出力バッファーアンプは、オリジナルHCLDよりも更に電流の高スルーレート /ハイスピード伝送にこだわった「 TEAC-HCLD 2(High Current Line Driver 2)」を採用し、パワーアンプ、そしてその先のスピーカーを朗々とドライブすることができます。
18,800μF/chを誇る大容量デュアルモノ電源部
優れた駆動力と高音質を両立させるため、電源部の設計にも特にこだわりました。電源部は、オーディオ回路専用とコントロール用に2系統を搭載し、それぞれ完全に独立させました。
オーディオ回路専用の大型トロイダルコア電源トランスは左右の巻線を分離し、チャンネルあたり18,800μF(4,700μF × 4)のコンデンサーをカップリングした大容量デュアルモノ電源を構成。楽曲のダイナミクスの変化に極めて俊敏に対応することができます。高速なショットキー・バリア・ダイオードなど、部品選定にも一切の妥協を排しています。
音質にこだわったディスクリート安定化電源回路
安定化電源回路は、ヘッドホンアンプ/プリアンプの音質向上に最も重要なコンポーネントのひとつです。クオリティー重視の完全ディスクリート構成とし、フィードバック量の低減で躍動感と音場の描写性能を高めました。
機能から生まれた無駄の無いフォルム
HA-507のメカニカルで重厚ながら、無駄のない美しいエクステリアは、工業デザインにおける「Form follows function(機能から生まれたフォルム)」という言葉をもっとも適切に表した一例かも知れません。デスクトップにも収まるA4サイズのシャーシに、アルミニウムを多用し、そのコンパクトなサイズからは 想像できない重量を誇ると同時に、そのHA-507が内包する回路設計や音質へのこだわりを静かに主張しています。
音質を最優先したメカニカル・コンストラクション
重厚な質感を醸し出す2.8mmの肉厚アルミニウム製トップパネルは、ネジによる固定を行わず、左右のアルミ製パネルのスリットに自重で収まるセミフローティング方式を採用。 内部のPCB基板の固定ビスも最小限とすることで、開放感あふれるサウンドを実現しています。底板とフットとの接合に遊びを持たせた金属製のティアックオリジナル Stressless Footを採用したことで、定位感に溢れ、豊かで自然な響きを獲得しています。
筐体の排熱効率を高めることで、ファンレス設計とし、コンパクトサイズ/ハイパワー/高音質を高次元で両立させています。トップパネルの放熱用グリル、内部のパワーデバイス 用放熱フィンなど、サイズの大きいコンポーネントは、メディカルグレードの特殊なマテリアルを介して共振をコントロールすることで、ピークの無い自然なサウンドに調音しています。
高精度と質感にこだわったボリューム、各種ノブ
プリアンプとしてのボリュームやノブ類の操作感、質感にもプレミアム・コンポーネントとしてのこだわりを注ぎました。ノブ類は全て高級感あふれるアルミニウム製の部品を採用しました。
ノブ類は、軸ブレを防ぐ特殊機構(特許出願中)を採用し、高い精度感を求めました。毎日手を触れることになるボリュームのトルク感もアナログ・フィール溢れる仕上がりです。付属の専用リモコンでボリューム操作する際のモーター駆動も「純アナログ」をコンセプトに掲げたHA-507ならではの細部へのこだわりです。